フンバツ・メン氏について

フンバツ・メン氏はユカタン半島にある小さな村で生まれました(2016年逝去)。メン家は代々、マヤ伝統の教えを護ってきた家系で、秘かに口伝で継承されてきました。フンバツ氏は14歳になると単身で首都メキシコ・シティへ移住し、そこで約30年間暮らして「世界中の現代社会の混乱や混迷は、身体と魂(肉体と精神)のバランスを欠いた教育の表われである」とはっきり認識してゆきます。先住民の祖先達が実践してきた教育こそが、「現代人を人間本来の姿へと導くための真の教えである」ことを確信します。
フンバツ氏は常々仰っていました。「現代の教育はとても個人的なものであって、自然界とのつながりをもたない物質面ばかりを重視しています。人間が生まれながらにして持つバランスを崩し、偏ったままに生きることを教えているかのようです。一方、先住民の伝統的な教育は、人間は大いなる宇宙や自然と調和することによって、身体と魂のバランスを保つことができると教えています。父なる太陽と母なる大地を敬い、そこからのメッセージに耳を傾けることで、何をしたら良いか、何をすべきかを思い出すことができるのです」と。
何千年もの間、ジャングルや洞窟の中で、天と大地を敬う人々によって純粋に語り伝えられてきた「伝統的なマヤ」の教えは、数学、言語、カレンダー、幾何学、性教育など多岐にわたります。これら全てが自然界と密接に関連しているため人間本来の在り方を思い出させてくれるものです。そうした教えは皮肉にも、侵略され疎外されたがゆえに現代社会とは別の所で独自の文化を保ち続けることができました。「今こそ、マヤの教えが現代人に必要である」と考えたフンバツ氏は、「家系の後継者」ではなく「世界中の人々」へ発信することを使命としました。何世代もの間、多くの祖先が責務を果たして継承し、一人一人の慎重な生き方を通して護られてきた偉大なる叡智を深い敬意と共に受け継ぎ、愛し、実践し続けてきた人です。
フンバツ氏が雲を動かしたり、風を起こしたり、雨を降らせたりするのを目の当たりにして、「なぜ、そのようなことができるのですか?どうやったらできるのですか?」と尋ねたことがあります。すると、「誰でも簡単にできることなんだよ。ただ忘れてしまっただけなんだ。誰もが同じようにできるんだよ」とあっさりした口調で教えてくださいました。
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